雨漏りの原因は屋根じゃない?「雨どい」の詰まり・歪みが建物に与える深刻なダメージ

はじめに


「雨が降ると、どこからかバシャバシャと大きな音がする」

「最近、軒下や外壁に泥はねのような汚れが目立つようになった」


このような症状を「たかが雨どいのことだから」と放置していませんか?

実は、住宅のメンテナンスにおいて「雨どい」は屋根や外壁と同じくらい、あるいはそれ以上に重要な役割を担っています。

雨漏りの相談を受けて現地調査に行くと、屋根に問題はなく、実は「雨どいの不具合」が原因で建物が腐食していたというケースが後を絶ちません。

この記事では、30年以上にわたり茨木市で住まいの防水・塗装を手掛けてきた小原塗装が、雨どいの詰まりや歪みが建物に与える深刻なダメージと、正しいメンテナンス方法について詳しく解説します。


そもそも「雨どい」の役割とは?

雨どいは、屋根に降った雨水を集めて、適切な場所(排水溝など)へスムーズに流すための装置です。

もし雨どいがなかったらどうなるでしょうか。屋根から落ちた雨水は、直接地面を叩き、基礎(土台)を侵食します。さらに、跳ね返った泥水が外壁を汚し、そこから水分が建物内部へと侵入していくのです。

つまり、雨どいは「建物の土台と壁を水から守るための防波堤」なのです。


雨どいの各部名称と役割

  • 軒どい:屋根の軒先に沿って水平に取り付けられ、雨水を受け止める部分。
  • 竪どい(たてどい):壁に沿って垂直に設置され、雨水を下へと運ぶ部分。
  • 集水器(じょうご):軒どいと竪どいの接合部。水が集まるため最も詰まりやすい。



雨どいの詰まりが引き起こす「4つの悲劇」

落ち葉やゴミ、泥などが雨どいに詰まると、雨水は行き場を失って溢れ出します。これを放置すると、以下のような深刻な被害が発生します。


1. シロアリの発生と建物の腐食

雨どいから溢れた水が軒裏(屋根の裏側)や外壁に伝わると、常に湿った状態になります。

シロアリは「湿った木材」を何よりも好みます。雨どいの不具合が原因で壁の内部が湿り、そこからシロアリが侵入して柱を食い荒らす……。これは決して珍しい話ではありません。


2. 基礎(土台)の劣化

雨どいを通らずに直接地面に落ちる雨水は、建物の「基礎」周辺を常に濡らします。

基礎に湿気が溜まると、コンクリートが劣化しやすくなるだけでなく、床下のカビや「腐朽菌」の発生を招き、家全体の耐震性能を著しく低下させます。


3. 外壁の汚染とひび割れ

溢れ出た泥水が外壁を伝い続けると、外壁塗装の寿命が劇的に短くなります。

カビや苔が発生しやすくなるだけでなく、水分の吸収と乾燥を繰り返すことで外壁材自体にひび割れが生じ、結果として建物内部への本格的な雨漏りに繋がります。


4. 近隣トラブルへの発展

雨どいが機能していないと、隣の家に向かって激しい雨水が飛び散ったり、騒音を発生させたりすることがあります。

「お宅の雨水がうちの庭を荒らしている」といったご近所トラブルの原因にもなりかねません。



なぜ雨どいは「歪む」のか?主な原因をプロが分析

詰まり以外にも多いのが「歪み」や「外れ」です。これらは、以下のような要因で発生します。


積雪の重み

茨木市などの北摂エリアでも、数年に一度の大雪が降ることがあります。

屋根から滑り落ちる重い雪が雨どいに乗ると、その重みで「支持金具」が曲がり、雨どい自体が外側に開いたり垂れ下がったりしてしまいます。


経年劣化による変形

雨どいは常に直射日光や雨風にさらされています。

一般的な塩化ビニール製の雨どいは、15年〜20年程度で硬化し、もろくなります。熱による伸縮で継ぎ目が外れたり、割れたりすることも少なくありません。


台風や強風

台風による飛来物や、激しい突風によって竪どいが外れたり、金具が破損したりすることがあります。



雨どいメンテナンス:掃除か?交換か?

「うちの雨どいも心配になってきた……」という方のために、プロが行うメンテナンスの基準をお伝えします。


定期的な「掃除」のすすめ

近くに山がある、あるいは大きな公園があるといった環境では、年に1〜2回の掃除が推奨されます。

私たち小原塗装では、高所作業車や足場を必要としない範囲であれば、塗装工事のついでに清掃を行うことも可能です。

ご自身での掃除は転落事故の危険があるため、必ず専門の業者に依頼してください。


「交換」を検討すべきサイン

  • 金具が曲がって、逆勾配(水が逆流する)になっている。
  • 至るところに割れやひびが入っている。
  • 塗装しても表面がガサガサで、耐久性が戻らない。

部分的な修理で済むのか、全体交換が必要なのかは、プロの目で判断する必要があります。



火災保険が適用されるケースも?

「雪で雨どいが曲がった」「台風で飛んできた物で破損した」という場合、ご加入の火災保険の「風災・雪災補償」が適用される可能性があります。

経年劣化による故障は対象外ですが、自然災害による破損であれば、お客様の負担を最小限に抑えて修理できるかもしれません。



まとめ


雨どいは、決して「あってもなくてもいい飾り」ではありません。

雨どいの不調は、やがて「家を腐らせる原因」へと成長します。


「雨の日の水の音が気になる」「外壁に変なシミができた」


そんな小さな違和感を見逃さないでください。

茨木市の小原塗装は、屋根・外壁の塗装はもちろん、雨どい一本の不具合から正直に対応いたします。

大切なわが家を長く持たせるために。まずは「雨どいの健康診断」から始めてみませんか?


雨どいの点検・見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください。

点検のご相談、ご依頼はこちらから


小原塗装 代表 小原 功次

最後までお読みいただき、ありがとうございました。