外壁塗装のウソ・ホント!職人が語る本当のところ    


外壁塗装って、どこに頼めばいいのか、何を基準に選べばいいのか、正直よくわからないですよね。ネットで調べると「10年ごとに塗り替えが必要」「塗料は高いほど長持ちする」なんて話がたくさん出てきます。でも、それって本当に正しいんでしょうか?


今回は、30年以上塗装の現場で働いてきた職人目線で「これはウソ」「これはホント」という話をズバッとお伝えします!業界の裏話も交えながら、皆さんが後悔しない外壁塗装選びができるように、本音で語っていきますよ。


まずは、よくある誤解から見ていきましょう!


1 外壁塗装は10年ごとにやるべき?


「外壁塗装は10年に一度やるのが常識」なんて聞いたことありませんか?これは半分ホントで、半分ウソです。


確かに、10年はひとつの目安になります。でも、家の環境や使っている塗料によって、持ち具合は大きく違います。例えば、日当たりが良すぎる家や、海の近くで潮風を受ける家は劣化が早いですし、逆に北向きで直射日光が少ない家は長持ちすることもあります。


じゃあ、本当に塗り替えが必要なタイミングはどう見極めればいいのか?それは、次のチェックポイントを見ればわかります。


・外壁を手で触ると白い粉がつく(チョーキング現象)

・ひび割れや剥がれが出てきた

・苔やカビが発生している

・雨が染み込んでいる感じがする


このような症状が出てきたら、年数に関係なく塗り替えを考えた方がいいでしょう。つまり、外壁塗装のタイミングを決めるのは「年数」ではなく「家の状態」なんです!


2 塗料は高いほど良い?


「高級な塗料を使えば安心!」と思っていませんか?実はこれもケースバイケースです。


確かに、高級塗料には耐久性が高いものが多いです。例えば、フッ素塗料や無機塗料は20年以上持つこともあります。でも、価格もかなり高くなりますし、すべての家に適しているわけではありません。


一般的な住宅では、シリコン塗料がコスパが良いと言われています。耐久年数は10〜15年くらいですが、価格と性能のバランスが良く、多くの家庭に適しています。


つまり、大事なのは「一番高い塗料を選ぶこと」ではなく「自分の家に合った塗料を選ぶこと」です。


3 安すぎる塗装業者はお得?


「うちなら相場の半額で塗り替えます!」という業者、見かけたことありませんか?これ、めちゃくちゃ危険です。


塗装工事が異常に安い場合、ほぼ間違いなくどこかで手を抜いています。例えば、こんなパターンが多いです。


・塗料を必要以上に薄めて使っている(耐久性が落ちる)

・本来2回塗るべきところを1回しか塗らない(すぐ剥がれる)

・下地処理を適当に済ませる(塗装が長持ちしない)


実際にあった事例ですが、「20万円安い業者に頼んだら、3年で塗装が剥がれてしまい、結局やり直しで倍の費用がかかった」というケースもあります。安さにつられて飛びつくと、結果的に損することもあるので、業者選びは慎重に!


4 本当に良い塗装業者の見極め方


では、信頼できる塗装業者はどうやって見分ければいいのか?ポイントは次の3つです。


1 施工実績をしっかり見せてくれるか

実際の施工事例やビフォーアフター写真を見せてもらいましょう。良い業者ほど、過去の仕事に自信を持っているので、隠さずに見せてくれます。


2 施工の流れや工程を説明してくれるか

ちゃんとした業者は「どんな作業をするのか」を詳しく説明してくれます。逆に「大丈夫ですよ、任せてください!」とざっくりした説明しかない業者は危険です。


3 アフターフォローや保証がしっかりしているか

「塗ったら終わり」ではなく、施工後の保証があるかどうかも重要です。施工後に不具合が出たときに、すぐ対応してくれるかどうかを確認しましょう。


5 まとめ


今回は、外壁塗装のよくある誤解についてお話しました。


・「10年ごとに塗り替え」は目安であり、劣化のサインをチェックすることが大切

・「塗料は高いほど良い」は間違いで、家に合ったものを選ぶのが重要

・「安すぎる業者」は手抜きのリスクがあるので要注意


外壁塗装は決して安い買い物ではありません。だからこそ、正しい知識を持って、信頼できる業者に依頼することが大切です。


もし「うちの外壁、大丈夫かな?」と気になったら、まずは専門家に相談してみてください。私たち小原塗装でも、無料診断を行っています。無理な営業は一切しませんので、お気軽にお問い合わせください!